京都迎賓館

京都御所の中にあまり目立たずにひっそりと迎賓館があります。
普段は固く門を閉ざし、我々はその中を窺い知ることはできません。

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しかし
今回その中に潜入することができました。
それは…







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一般公開!
かなりの倍率だそうですが、運良く当選しました。
というわけで迎賓館にでかけてきました。



館内は制限があるものの写真撮影OK。
なのですが、案内には注意書きが…。
「撮影された写真のホームページ・ブログ等への掲載は固くお断りします」



というわけで今回は異例のことながら文字でお伝えいたします。



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当然のことながら我々は正門から入ることはできません。
南門、おそらくここは普段は資材の搬入等に使われるのでしょう、ここから入ってまずはセキュリティチェックを受けます。
参観証の確認、身分証明書の提示、かばんの中のチェック、金属探知機でのボディチェック。そしてカメラ以外の持ち物はロッカーに預けます。







玄関から建物内部に入ります。
正面には大きな生け花が。花瓶も確かすごい人の作品だったのですが、すみません誰だか忘れてしまいました。
館内のあちこちに花が活けてありますが、その置き台も見事な漆塗りです。







まず最初にあるのが「聚楽の間」
ここはロビー溜りとして位置付けられる空間で、晩餐会や大臣会合などが行なわれる際に、随行員の待合とするなどの多目的に利用されています。

椅子は「京指物」の技能と有職織の布地を使ったもの。随行員用といってもとても立派なものです。
もちろん、ここに座ることはできません。というより壁や装飾物一切に触れるこてはできず、廊下も養生してあるところからはみ出すこともできません。

部屋の中ほどにある飾り台には、漆、螺鈿などが施され、その上に人間国宝の早川尚古斎氏による竹工芸の花籃が置かれています。







次にあるのが「夕映の間」
東西の壁面を、綴織りの技法で製作された織物が飾られています。縦2.3m、横8.6mの立派なもので日本画家の箱崎睦昌氏の下絵によるものです。東側が京都の東にそびえる比叡山を月が照らしている「比叡月映」、西側が京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様を描いた「愛宕夕照」。







「藤の間」は京都迎賓館で最も大きな部屋で、洋食の晩餐会や歓迎セレモニーの会場として使用されます。
壁にはやはり織物が。壁面は四季の花をあしらった綴れ織(西陣織)で下絵は鹿見喜陌氏で題は「麗花」です。
この部屋には舞台があり、能や琴の演奏、雅楽などが披露されます。







最後に見学したのが「桐の間」
日本間です。圧巻なのは中央のテーブル。長さ12mで見事な漆が施されています。おそらく一枚板でしょう。
こんなテーブルだと傷がつかないかと心配で落ち着いて食事をすることもできないと思ってしまうのは、庶民の性でしょうか。横にあったサービス台も見事な漆です。

座椅子の背には「五七の桐文」。これは明治以来の日本国政府の紋章です。
釘隠しや襖の唐紙にもこの紋が使われていました。







この後、庭に架かる「廊橋」を通って玄関に戻ります。

骨董を集めた博物館ではなく、現代の日本文化の最高水準を見せようとしているという印象を受けました。きっと物凄い予算がつぎ込まれているのでしょうが、こんな施設があっても良いのではないでしょうか。桂離宮がけっして無駄ではないように、この迎賓館も後世にとって意味深いものとなって欲しいものです。







今回は文字ばかりですみません。
ぜひこちらもご覧ください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
過去には写真を載せたブログが多数あり、セキュリティの問題があるわけでなし、個人のお宅ならいざ知らず公の施設の写真公開は不可のいうのは納得できません。


とはいえ条件がついていたので仕方ありません。


ただ、ぜひ見てみたいという方には私の個人的なアルバムをお見せしたいと思います。
アルバムはここをクリックに保管してあります。
ただ個人的なものなのでパスワードを設定してあります。このブログのメールフォームでお問い合わせいただければパスワードを送信します。
件名に「パスワード希望」とだけ記入してください。本名は不要です。ハンドルネームで結構です。ただしメールアドレスだけは必要となります。フリーメールでも結構です。

テーマ : おこしやす!京都
ジャンル : 地域情報

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こんばんは

すごいですね!
ちょくちょく御所には顔を出しますが、
いつも固く閉ざされた門を眺めています。
一度は入ってみたいですね!

No title

おはようございます。

当選しはったんですね。私、落ちました・・・
でもPR用のDVDをもらいましたので、それで我慢していますが、
やはり職人技の様々を実際に、この目で見てみたいものです。

セキュリティーの問題でネット上は不可ですか?ならば拝観も禁止すべきではないかと思いますけどね。
以前、知り合いが見学に行き、ブログに載せていましたが、どうなんでしょう。

No title

お〜!当たったのですね。GAUCHE3383さんに
どんどん先を越されてしまって、私の知らないところ
がどんどん増えてきます〜(^O^)。
ただ、これが完成したとき、私の友人の陶芸家が
招待されて行ったのですが、そのときの写真を
いっぱい見せてもらっています。だから、クリック
パスワードは聞かないでおきますね。

写真があるはず…の説明文に、思わず笑ってしま
いました。クリック人が多いのでは^m^?

No title

GAUCHE3383さん、この度はどうも有り難うございました。
やはりいいですね。
早く実際にこの目で見てみたいです。
今まで2回落選していますので、3回抽選に外れたら、今度は
優先的に招待してくれるような制度があればいいのですが・・・(^^;

No title

見させていただきました。
いつも行くお寺や神社とは違うそんな感じがしますね!
桐の間や晩餐室なんかは高貴な感じがとってもします。
ぜひ行ってみたくなりました。
でも抽選、自信がないです…

みなさんどうもありがとうございます。

沢山の文字の後に続きで入れたため、そこまで気付かない方も多いよう
です。まあそれはそれで仕方ないですが。

せっかく撮った写真を何とかお見せしたいという気持ちと制限の間で、
かなり荒技を使ってしまいました。
問題ありと指摘されるのではとヒヤヒヤものでしたがそのようなことも
なくホッとしております。
あとは内閣調査室や公安にマークされていないか身辺に気をつけようと
思っております(笑)

またこれからもよろしくお願いします。


プロフィール

GAUCHE3383

Author:GAUCHE3383
2015年7月に京都から武蔵野の地に引っ越してきました。

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